写真版ぐるめ部長の『ほぼ高槻』グルメガイドvol.1

画像の無断使用はご遠慮ください。ヒトサラなどに食べログから提供された画像も含みます。地元のキュレーションサイトに結構使われてしまったので、こう書かざるを得ません(^^;)

コラム 【おかしいんじゃないの??⑮ 新キャッチコピー】






2019年7月6日投稿


(ここに含まれる内容は全て投稿時のものです)






「どっちもたかつきに代わる新キャッチコピーに投票しよう


高槻市役所からのお知らせである。


第一印象は、代える必要あるの?


市によると・・・
6年間使った。
一定の成果があった。
次は、ターゲットをもう少し若い世代、独身の単身世帯やまだ子どもがいない夫婦のみの世帯に移そう。
というコトらしい。


そこで、キャッチコピーを一新しよう!となったよう。
ついでだから周知も兼ねて、市民投票で市民が選んだってコトで、みたいな?






そのキャッチコピー案は3つ。
より引用


プレステージ ライフ
拡がり感とシンボル的なデザインで、より良い生活ができる高槻。を表現


マイライフ モアライフ
ボックスで囲んだデザインで、一人一人の生活に、一つ一つの価値を与える高槻。を表現


シャイン ユア ライフ
YOURの中にOURがあるデザインで、あなた(ファミリー予備軍)と、わたし(高槻市民)の生活をより良くする高槻。を表現






ココでもう一度、思う、代える必要あるの?


だって、ウチの20歳の息子やその友人達、言ってるよ?
「高槻には遊んだり買物する場所がない」


まあ、山が好きというヒトは除いて。
そんなに頻繁に山歩きやキャンプ、川遊び、サバゲーはしないという若者には、そうなんだろう。


買物する場所は、無くはないけど、若者向きとなるとビミョ~。
洋服やグッズ、トモダチと被りたくないだろうしね。


実は、中高年の私も同じふうに言っている。
「高槻って、映画館がひとつしかない。マイナーな映画を上映するようなとなると、ひとつもない。図書館は小さい。本屋もハヤカワや創元の品揃えが悪い。美術館もない。デパートは2つあるけど、大阪や京都のデパート並みの美術展は望むべくもない。物産展も規模が小さい」


でも、高槻に住んでいて、そうした方面で特に不便は感じない。
なぜなら、大阪市と京都市という日本でも有数の大都市に、電車でサクッと行けるから。


逆に、どう頑張っても高槻市は、若年者層から要求されるステージでは、大阪市と京都市には勝てないよ。






じゃあ、どのステージなら勝てるのか?


高槻市もホームページで言ってるように・・・
より引用
定住促進プロモーションについて
高槻市を住む街として選んでもらうため、交通利便性や自然環境、子育て支援などの市の施策を情報発信する取り組みです


交通利便性や自然環境、子育て支援の3点なのでは?
このうち自然環境と子育て支援は6年間の「どっちもたかつき」で訴えてきた。
残る交通利便性、これも「どっちもたかつき」で主張できそう。


曰く「大阪市と京都市、どっちもたかつき」
(から簡単に通勤・お出かけできる)
(ちなみに私と夫が結婚当時、高槻に新居を構えた理由は、私が神戸市、夫が草津市で働いていて、どちらにも通勤可能だったから)
曰く「JRと阪急、どっちもたかつき」
(を通っていてそれぞれ新快速・特急がとまる)






「どっちもたかつき」のままでイケルやん!!
いや、むしろ、「どっちもたかつき」のほうが、より広い層に訴求できるし、これまでの6年間の蓄積も手放さずにすむ。


目新しさによるインパクトは宣伝・広告の王道だろうけど、繰り返しと継続もまた王道。
「とれとれピチピチ蟹料理」然り、「551蓬莱がある時ない時」然り。


それにね、世代って入れ替わる。
高槻市は「子育てのまち高槻というイメージの定着に、一定の効果があったと考えています」と言っているが、プロモーションの対象から外したら、その効果は維持できないかもしれない。
もったいなくはないか?






ところで、もったいないといえば、経費。
このキャッチコピーの変更って、いくらかかるんだろう?
印刷物とか、刷新するんだよね? 結構するのでは?


高槻市には、公共の建物のブロック塀全撤去という課題がある。
撤去した後には新しい塀も設置しなくてはいけないだろう。
昨年の台風による北部山林の被害復旧も、まだまだ。
お金、足りるんだろうか?


てっきり、三島救命救急センターに不足の2千万円も補助できないくらい、逼迫していると思ってたわw






それと、あくまで個人的な感想だけど。
新しいキャッチコピー案って、ひどくない??






特にA案「プレステージ ライフ」、マンションの宣伝みたい。
「プレステージ」って、東急不動産が2010年まで展開していたマンションブランドだし。
それに「ライフ」ってつくと、なんだか不動産感1.5倍増しだ。
また、実際に、東急不動産と関係あるかどうかは分からないけど、高槻市内には少なくとも6棟の「プレステージ」がある。
プレステージ1st 高槻市城北町2丁目
プレステージ2城北 高槻市城北町1丁目
プレステージ3城北 高槻市城北町1丁目
プレステージ4芥川 高槻市芥川町2
プレステージ5京口 高槻市京口町
プレステージ6京口 高槻市京口町


「プレステージ」とは・・・
より
プレステージ(prestige)は英語で「威信(いしん)」、「威光(いこう)」、「名声(めいせい)」を意味する言葉です。
またここから転じて、「贅沢さ」や「特別なもの」という意味でも使われています。

このような意味の良さから、「プレステージ」は前述のように日本では商品名などに使われることが多いです。
プレステージ(prestige)の使い方
念願が叶って高級マンションである東急不動産のプレステージに入居することが決まった。
石油タンカーであるプレステージ号は2002年にスペインで原油流出事故を起こしたことで有名だ。
クリストファー・ノーランが監督を務めたプレステージという映画は、第79回アカデミー賞で撮影賞と美術賞にノミネートされた。
広告業界では企業や製品の社会的評価を高めるための広告をプレステージ広告という。
というように使います。
プレステージはここで挙げた他にも様々な商品名や社名として使われています。






B案「マイライフ モアライフ」とC案「シャイン ユア ライフ」も、いまいち。
何も知らない夫に、「何のためのキャッチコピーだと思う?」と訊くと、
「自己啓発セミナー?」という答え。


「別に高槻でなくてもイイよね? ていうかソレ、高槻よりももっと都会のほうが実現しやすいんじゃね??」
内容的にも、こう言いたくなる。






いったい、誰が考えたんだろう、これらのキャッチコピー案。


大阪北部地震前の「たかつきDAYS」。
表紙がどこかの可愛いモデルさんの写真で、背景はボンヤリ、高槻市のどこか分からなかった「たかつきDAYS」。
オシャレだけど、高槻市の広報誌らしくはなかった「たかつきDAYS」。
不評だったのか、地震を契機に表紙の路線を変えた「たかつきDAYS」。


同じ匂いがする・・・ような気がする。
どこかの外注先にうまいコト、言いくるめられてるのではないかと、心配だ。






なんにせよ、A案だけは採用されたくないし、できれば「どっちもたかつき」も案として加えて、市民投票をやり直してほしい。







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