写真版ぐるめ部長の『ほぼ高槻』グルメガイドvol.1

画像の無断使用はご遠慮ください。ヒトサラなどに食べログから提供された画像も含みます。地元のキュレーションサイトに結構使われてしまったので、こう書かざるを得ません(^^;)

コラム 【道徳観の折れ線グラフ】




それぞれのヒトの持つ道徳観って、折れ線グラフのようなものだと思う。


高い道徳観とか低い道徳観とかが、一項目的に存在してるんじゃなく。
多岐にわたる項目ごとに、ひとりのヒトの中でも高低差があるような。


例えば・・・


とても礼儀正しいヒトが、後に続くヒトのためにドアを押えてあげなかったり。
電車内のマナーは守るヒトが、ゴミ出しのマナーは守らなかったり。
子供に優しいヒトが、動物園の動物にエサをやったり。
違法駐車はしないヒトが、信号無視はしたり。
天下国家を憂えるヒトが、女性を蔑んだり。


もっと細かな項目ごとの高低を線で結ぶと、かなりギザギザの折れ線グラフ。
その、カタチが似ているヒト同士が、「相性が良い」と言えるかもしれない。
だって、あまりにもかけ離れた道徳観の持ち主同士は、
お互いを尊敬できないんじゃないかな。


さらに・・・


道徳観だけじゃなく、経済観や衛生観など、
その他いろいろ、私達の思考や行動のパターンは、
やっぱり折れ線グラフのカタチをしているような気がする。


それらを奥行きとして並べると、3次元の複雑怪奇な地形のようなモノが現れる。
それは一定のカタチに固定されたモノではなく、
年月の経過や出来事の影響によって、
少しずつ、あるいはいちどに大きく、カタチを変える。


まるで、絶えまなく蠢く突起だらけの不定形な生き物のよう。
それが『人格/パーソナリティー』なんじゃないだろうか。


私達ひとりひとりの内側には、そういうモノが、潜んでいる。








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