コラム 【刹那の言葉】
私は、男のヒトが私に、思わず発してしまう、言葉が好きだ。
私を嬉しがらせるための、ちょっとした小さな約束。
「こんど、一緒に〇〇に行こう」
「こんど、一緒に〇〇をしよう」
忘れてしまったり、気持ちが変わったり、事情が許さなかったり。
たいていは、結果的にウソになる、その場かぎりの言葉なんだけど。
でも、その言葉をクチにした一瞬の気持ちは、真実なんだと思う。
その時はホントのホントに、そう思ってるんだろう。
そう思ってもらえただけで、私には十分に嬉しい。
反対に、こういう言葉を言わない、男のヒトもいる。
不確実なコトはクチにしない、人間的には信用できるヒトだ。
どちらが良いとか悪いとかじゃなく、思考過程の外向性・内向性の違い。
それは分かっているんだけど・・・
ただね、そういうウソを言わない誠実な男のヒトと一緒にいると、
自分が、無理のない付き合いの範囲内の女、のようで。
言質を取られまいと警戒されているみたいで。
なんだか、さみしい。
男のヒトの刹那の言葉は、きらきら輝く宝石だ。
会わなくなった後でも、私はそれを大事に、胸の中にしまっている。
そして、さみしいときには思い出し、そのさみしさをいっとき忘れる。
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