コラム 【うるさい息子たち】
私とママ友達が、子育て真っ最中だった30代の頃。
なんとか時間をやりくりし、年に数回、みんなで飲み会してた。
まだみんな、そこそこ若かったからか、心配する旦那さんも中にはいて。
ホントに女同士の飲み会なのか?とか、行かなくてもイイんじゃないか?とか、
うるさかった。
そこで、毎回幹事をやってた私は一計を案じ、次のようなプリントを作製、配布。
「〇〇幼稚園母親の会 親睦会のお知らせ ~(中略)~
万障お繰り合わせのうえ、皆様是非ともご参加ください」
もちろんデタラメ、だけど、疑うわりには素直な旦那さん達には有効だったみたい。
おかげで家を出やすくなったと、ママ友達から感謝された。
それから月日は流れて、全員がアラフィフとなった現在。
もう旦那さん達は、何にも言わない。
全員で写メ撮って送ってこい、なんてアリバイチェックしてたヤツも、
今ではノー・チェック。
安心を得たのか、関心を失ったのか、・・・まぁ、夫婦なんてそんなモノw
私達は気兼ねなく自由を謳歌、・・・するハズだった、のにっ!
ココに来て、旦那さん達に代わって、うるさい存在が登場、・・・息子達だっ!!
みんなで飲んでる最中、誰かのケータイが鳴る。
以前は、家に置いてきた子供が熱でも出したか、食べたモノでも吐いたか、だったけど。
今は、家に置いてきた思春期の息子が、自分で掛けてくる。
そして、内容はこうだ。
「どこの店?」「誰と一緒?」「何時に帰る?」 ・・・そんなコト訊いてどうするんだ?
「飲みすぎんな」「遅くなるな」 ・・・オマエは旦那か?
程度の差こそあれ、息子を持つ母親は、
飲み会の夜は何かしらチクッと言われてるらしい。
あるママ友は、「スカート丈が短い」と言われたとか ・・・スカート丈!!
ちなみに、上記の通話内容は、ウチの息子の。
女三界に家なし、と言うけれど、この息子の世話にだけはなりたくない。
翻って、娘達からは、何もナイらしい。
「ああそう、いってらっしゃい」てなカンジで、アッサリしたものだそう。
振り返れば、私自身も中・高生の頃、母親の動静なんて別に気にならなかった。
職場やPTAの飲み会の時も、「いってらっしゃ~い」と快く送り出した。
家族の晩ご飯の世話を代わったりも、した。
普段は忙しくて身なりにかまっていられない母親が、
オシャレして楽しそうにしてるのは、イヤじゃなかったから。
「誰と」「どこで」なんて、訊いたコトない。
やっぱり、女の子のほうが早くオトナになるのかな。
息子達にも、早くオトナになってほしい。
お母さん達は案外もう、子離れの準備は出来てるんだぞ。(笑)
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