コラム 【読書の記憶】
もう3年ほど前になるけど、映画『白雪姫殺人事件』を観た。
湊かなえの原作を読んでいないと思って、観に行った。
そしたら、実は、読んでいた。
それに気がついたのは、ハナシの中盤。
印象的なエピソードが登場して、やっと。
おまけに、結末が全然思い出せなかった。
おかげで、まっさらな気持ちで映画を楽しめたけどw
いちど読んだ本を、もういちど買ったり借りたりするコトが、
だんだん頻繁に。
書店や図書館で、パラパラとページをめくってみる。
それで大丈夫と判断して選んだ本を、家で読む。
読み進めるうちに、なんとな~く読んだような記憶が。
さらに読んでいくと、ハッキリ蘇る既読感。
あぁ、やっちまった・・・
自分に対する歯がゆさMAX。
読書ノートとか、つけたほうがイイんじゃないか?
最近は、こんなコトが日常茶飯事で。
漫画本が特にヒドイので、自分では買わなくなった。
夫に頼んでチェックがてら、ネットで注文してもらってる。
読み捨て、にしてるからかもしれない、本を。
時間が空いたときに、サラサラと。
子供の頃、少ないお小遣いで買った漫画は、何回も何回も読み返した。
今は、そんなコトはしない、1回読んだらもう本棚に置きっぱなし。
小説を読むようになったら、面白くて面白くて、のめりこんで、
がっぷり四つに組むみたいな勢いで、1冊の本を一気に読み通した。
今は、小説のために長い時間を使うコトがなくなった。
まぁ、物忘れの部類だから、記憶力の老化なんだろうけど。
なんだか、精神の劣化でもあるようで、自分でもイヤだ。
実家の母は、今の私くらいのトシのとき、たくさん本を持っていた。
若い頃に読んだ本らしい。
母が読書をしているトコロなど見たコトなかったので、不思議に思い、
尋ねてみた、「お母さん、もう本は読まないの?」。
母の答えは、「その根気がなくなっちゃった」。
母の通った道を、私も今、歩いているのかも。
さみしいなぁ、いやだなぁ。
読書強化週間とか設定して、本との縁が途切れないようにしようかな。
でも、老眼の問題とかもあるしなw
やっぱり、電子書籍を活用しないとイケナイんだろうか。
自分が何を読んだのか、自分の代わりに、
タブレットとかに覚えていてもらおうかw
ちなみに、『白雪姫殺人事件』は、まぁまぁ面白かった。
程好くまとまった小品、てカンジ。
10点満点なら、7点くらい。
記憶のナイ私が言うのもナンだけど、
活字で読むほうがイイんじゃないかな、たぶんw
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